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不思議について

五十肩は不思議な病気です。五十代の方が多く罹る病気ですが、その原因は明らかにされていません。

五十肩の症状そのものについては、肩関節周囲の炎症であることはわかっていますが、これが起こる本当の原因はわからず、また痛みが無くなってくれば炎症も無くなりますが、その代わりに肩の可動域が著しく制限されたまま、という場合も多く見られます。

加齢による筋肉の劣えが原因である、骨格のバランスの悪化が原因に違いない、など、色々な意見があります。

また五十肩は、放置するだけでも完治する、という性格を持つ病気です。つまり、特に病院などで診断を受け、治療をしなくても治ってしまう場合がほとんどです。

また、ある程度起こりやすい原因というものも特定されています。例えばゴルフやテニス等のスポーツや、植木の手入れなどの腕を上げながら肉体労働をよくされる方、または悪い姿勢のままでパソコンを継続して使用して、そのまま肩凝りを解消させない場合など、様々ですが、やはり肩にストレスをためることはよくないと言えます。

五十肩は症状の変化にもユニークなものがあります。最初は痛みが先行しますが、そのうちに肩の可動域が狭くなりだします。痛みが大きい場合は特に安静にしておくことが大事です。

しかし、できるだけ早期から可動域を復帰させるためのリハビリをすることも大切です。この痛みと可動域の関係についても不思議な病気です。安静にしなければならない、ということと痛みを起こすような動作を無理にしなければならない、ということが共存している病気であると言えます。

古くは江戸時代からこの五十肩という言葉が用いられていたようです。しかし、江戸時代では50代まで生きている方は少なく、現在で言えばかなり老化してしまってから五十肩になったようです。しかし、五十代で罹ってしまうことには変わりないのです。

肩をしっかりとケアされていた方が五十肩に罹る確率は低いようですが、それでも罹る方もいるというのも不思議です。